カンボジア公共事業・運輸省によると、同国の電気自動車（EV）登録台数は2025年9月時点で7187台だった。クメールタイムズが14日付で伝えたもので、24年11月末の2327台と比べると、10カ月で3.1倍に増加した。

　電動オート三輪は671台、電動バイクは2710台。いずれも大幅に増加しており、年初からはEVが4251台（59.2％）、電動オート三輪が167台（24.9％）、電動バイクが1153台（42.6％）それぞれ増えた。

　同省はEVの増加を踏まえ、電動車の識別マークをナンバープレートに追加する計画を検討しており、26年にも導入する可能性があるとしている。

　政府は24～30年の電動車開発政策を策定し、30年までにEVで3万台、電動バイクで72万台、電動オート三輪で2万台の計77万台超の登録を目指している。目標達成に向けてEVと電動バイクの輸入関税を50％引き下げる優遇措置を導入。さらに財務経済省は、EVのほか電動の観光車や小型トラックなどにかかる輸送関連税率を引き下げることを決定しており、市場拡大を後押しする方針を示している。


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