ニュース 2025/12/18 23:56 NEW!!
シンガポール:25年GDP予測、4.1%増に上方修正=金融庁調査 
経済・統計 GDP シンガポール
シンガポール金融管理庁(MAS)が17日発表した2025年12月版の民間エコノミスト調査によると、25年の実質国内総生産(GDP)成長率の予測(中央値)は前年比4.1%となった。前回調査(9月)の2.4%から1.7ポイントの大幅な上方修正。第3四半期の成長率が前年同期比4.2%と市場予想を大きく上回ったことが反映された。
今回のアンケート調査はエコノミストとアナリストの25人を対象に11月21日に送付され、20人から回答を得た。これによると、25年の成長率が4.0~4.4%に収まる確率は約79%と最も高く、前回調査で中心だった2%台前半から分布が大きく切り上がった。予測のばらつきも前回に比べて縮小している。
産業別の成長率見通しは、製造業が5.4%と前回の0.8%から大幅に上方修正。他に金融・保険が4.1%、建設が4.8%、卸小売りが4.4%といずれも改善した。一方、宿泊・飲食サービスは0.9%と引き続き低水準にとどまる。個人消費は3.8%、非石油国内輸出(NODX)は4.5%と、内外需ともに見通しは強含んでいる。
25年のその他の予測では、インフレ率が0.9%、コアインフレが0.7%と前回から据え置かれた。失業率は年末時点で2.0%と、前回(2.2%)からやや低下した。ほか、調査では地政学リスクや貿易摩擦の再燃が下振れ要因として引き続き警戒される一方、AI(人工知能)を軸としたテック景気の持続的拡大を上振れ要因に挙げる回答が増えている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
今回のアンケート調査はエコノミストとアナリストの25人を対象に11月21日に送付され、20人から回答を得た。これによると、25年の成長率が4.0~4.4%に収まる確率は約79%と最も高く、前回調査で中心だった2%台前半から分布が大きく切り上がった。予測のばらつきも前回に比べて縮小している。
産業別の成長率見通しは、製造業が5.4%と前回の0.8%から大幅に上方修正。他に金融・保険が4.1%、建設が4.8%、卸小売りが4.4%といずれも改善した。一方、宿泊・飲食サービスは0.9%と引き続き低水準にとどまる。個人消費は3.8%、非石油国内輸出(NODX)は4.5%と、内外需ともに見通しは強含んでいる。
25年のその他の予測では、インフレ率が0.9%、コアインフレが0.7%と前回から据え置かれた。失業率は年末時点で2.0%と、前回(2.2%)からやや低下した。ほか、調査では地政学リスクや貿易摩擦の再燃が下振れ要因として引き続き警戒される一方、AI(人工知能)を軸としたテック景気の持続的拡大を上振れ要因に挙げる回答が増えている。
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