ニュース 2025/12/02 20:54 NEW!!
シンガポール:仏トタル、EV充電事業から撤退 
自動車 電子・電気 シンガポール
フランスのエネルギー大手トタルエナジーズは、シンガポールの電気自動車(EV)充電事業から撤退する。複数年にわたり公営住宅(HDB)を中心に充電網を整備し、カーシェア大手であるブルーSGの充電需要を支えてきたが、同社の事業停止に伴って年末までに全充電ポイントを他の事業者へ移管する。ストレーツタイムズが伝えた。
トタルはHDBの駐車場に約1400基の充電器を展開し、ブルーSGの事業を支えてきた。ただブルーSGが8月に事業休止を決めたことを受け、他の業者に充電器を譲渡することで9月に陸上交通庁(LTA)と合意した。2023年末にEV充電関連法が施行された後、主要事業者の撤退は初めてとなる。
移管先としては、地場のSPモビリティーが63カ所・250基、チャージプラスが63カ所、運輸大手コンフォートデルグロ傘下のCDGエンジーが66カ所・264基を引き継ぐ。英系シェル・モビリティーも80カ所を数カ月かけて取得する見通し。各社は充電器の再設定やアプリ統合、設備点検などを進め、必要に応じて充電速度の高い機器への更新も検討する。なお、トタルの充電器の多くは3.7キロワット(kW)と低出力で、満充電に最大16時間を要する。
トタルは、充電事業からの撤退は同社のシンガポール事業に影響しないと説明。同国はアジア太平洋・中東地域事業の中核拠点であり、世界最大級の潤滑油混合プラントも構える。シンガポールが目指すグリーン化や地域のエネルギー転換支援には引き続き協力する方針で、EV充電網の譲渡は公共インフラの維持と運用効率化を目的とした措置と位置づけている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
トタルはHDBの駐車場に約1400基の充電器を展開し、ブルーSGの事業を支えてきた。ただブルーSGが8月に事業休止を決めたことを受け、他の業者に充電器を譲渡することで9月に陸上交通庁(LTA)と合意した。2023年末にEV充電関連法が施行された後、主要事業者の撤退は初めてとなる。
移管先としては、地場のSPモビリティーが63カ所・250基、チャージプラスが63カ所、運輸大手コンフォートデルグロ傘下のCDGエンジーが66カ所・264基を引き継ぐ。英系シェル・モビリティーも80カ所を数カ月かけて取得する見通し。各社は充電器の再設定やアプリ統合、設備点検などを進め、必要に応じて充電速度の高い機器への更新も検討する。なお、トタルの充電器の多くは3.7キロワット(kW)と低出力で、満充電に最大16時間を要する。
トタルは、充電事業からの撤退は同社のシンガポール事業に影響しないと説明。同国はアジア太平洋・中東地域事業の中核拠点であり、世界最大級の潤滑油混合プラントも構える。シンガポールが目指すグリーン化や地域のエネルギー転換支援には引き続き協力する方針で、EV充電網の譲渡は公共インフラの維持と運用効率化を目的とした措置と位置づけている。
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