シンガポール統計局が5日発表した2025年7月の小売業売上高指数（名目、17年＝100）は106.7となり、前年同月比で4.8％上昇した。前年同月を上回るのは5カ月連続。季節調整済み前月比では4.1％上昇した。

　14業種のうち10業種が前年同月比でプラスだった。スーパーマーケット・ハイパーマーケット（9.6％上昇）が5カ月連続のプラスで、前月から伸びが加速。百貨店（4.1％上昇）は6カ月ぶりにプラス転換した。自動車（8.8％上昇）は前月から伸びが減速したものの、3カ月連続でプラスを維持。一方、食品・アルコール飲料（2.0％低下）は3カ月連続の前年割れだった。

　7月の小売売上高（推計）は4.8％増の42億4400万シンガポールドル（約4890億円）。うちインターネットが占める割合は13.1％となり、前月（13.5％）から低下した。食品飲料サービス売上高（推計）は1.7％増の10億1100万シンガポールドル。航空機内食などのケータリング部門（14.7％増）が好調の一方、レストラン（2.8％低下）の前年割れが続いている。


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