カンボジア民間航空庁（SSCA）は、2025年上半期の国際航空旅客数が前年同期比16％増の342万人だったと発表した。クメールタイムズが伝えた。

　中国やタイ、ベトナム、韓国、日本からの旅客が多く、観光やビジネス目的の渡航が回復傾向にある。SSCAは、通年では旅客数が750万人に達し、前年（624万人）から20％増加すると見込んでいる。

　旅客数の増加は、23年11月に北西部シェムリアップ州で開業したシェムリアップ・アンコール国際空港の効果も大きい。25年9月には首都近郊でテチョ国際空港が開業予定で、SSCAのシン・チャンセリー・ブッタ報道官は、「両空港は世界中の航空機に対応できるため、今後はより多くの国際航空会社が直行便を運航するようになる」と期待を示した。

　カンボジア国内では現在、プノンペン国際空港、シェムリアップ・アンコール国際空港、シアヌークビル国際空港の3空港が国際線を受け入れている。空港インフラの整備と路線拡充を通じ、政府は35年までに年間2500万人の航空旅客受け入れを目標に掲げている。


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