ラオス統計局の25日発表によると、2025年11月の消費者物価指数（CPI）上昇率は前年同月比で4.8％となり、前月を0.8ポイント上回った。伸び加速は17カ月ぶり。燃料など輸入品（3.6％）と食品など国産品（5.3％）の伸びがそろって拡大した。

　12品目のうち食品・非アルコール飲料（1.4％）など9品目で伸びが加速した。食品では豚肉（10.2％）が2桁の伸びを記録。食品以外では、2月以降に段階的な値上げが行われている電力（101.7％）がここ数カ月は90％超で推移している。また、金など宝飾品を含む「その他製品・サービス」（26.4％）の伸びが24年9月以来の高水準となった。

　CPIは通貨安と燃料高で23年2月に41.3％まで上昇し、00年3月以来、22年11カ月ぶりの高水準を記録した。ただその後は減速傾向にあり、25年1～9月は前年同期比8.8％と、前年同期の24.8％を大きく下回っている。


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