今月末に開幕する自動車展示販売会「第42回タイランド・インターナショナル・モーターエキスポ」（一般公開は今月29日～来月10日）について、主催のインターメディア・コンサルタンツ（IMC）は、自動車の出展ブランドが42に達すると発表した。日本や欧州のブランドに加え、タイ市場で存在感を高める中国ブランドの出展が目立ち、電気自動車（EV）の新モデル投入などが予定されている。

　自動車の他に16のバイクブランドや、ボートなどの企業も出展する。中国の自動車ブランドでは、昨年も参加した比亜迪（BYD）や広汽埃安新能源汽車（AION）など約20ブランドが出展。奇瑞汽車（チェリー）はプラグインハイブリッド車（PHV）タイプのスポーツ多目的車（SUV）「ティゴ8 CSH」、吉利汽車は電気自動車（EV）タイプの小型車「EX2」などを展示する。

　日本ブランドでは、トヨタがブランド別で最大となる2150平方メートルのブース面積を確保しており、1トンピックアップトラック「ハイラックス」のEVタイプなどを展示する。いすゞとホンダはそれぞれ1290平方メートルを確保。いすゞは1トンピックアップの新型「D-MAX」、ホンダはハイブリッド車（HV）タイプのミニバン「ステップワゴン」などを披露する見通し。

　会場はバンコク北郊ノンタブリ県の展示会場「インパクト」。前年開催の第41回は約143万人が来場し、受注台数は自動車が5万4513台、バイクが7982台だった。


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