【亜州ビジネス編集部】特殊化学品や食品添加物を製造するオランダのIMCDは16日、シンガポールとベトナムで事業を行うシンガポールの同業ブライルケムを買収すると発表した。市場拡大に向けた戦略の一環で、企業買収は両国で初めてとなる。

　今年第4四半期に手続きを終える予定。買収額は明らかにしていない。シンガポールとベトナムでは買収だけでなく、市場進出も初めてで、同社にとり大きな一歩になるとしている。

　ブライルケム・グループは傘下にシンガポールのケミパック、ベトナムのCMSマーケティング・トレーディングを持つ。コーティング剤、建材、農薬、ホームケア製品、清掃用品、飼料など向けの添加物などを製造・販売。2022年の売上高は8500万シンガポールドル（約90億円）だった。


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