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  ニュース     2023/10/22 20:59

マレーシア:車部品のEPMB、長城汽車のEVなど組立生産へ 無料記事

【亜州ビジネス編集部】自動車部品メーカーのEPマニュファクチャリング(EPMB)は18日、中国自動車メーカーの長城汽車(GWM)の車両を組立生産することで、長城汽車の現地法人と覚書を交わした。3カ月以内に正式契約し、来年にも生産を開始する。電気自動車(EV)などの生産を予定する。ポールタンが同日付で伝えた。
 EPMBがマラッカ州アローガジャに持つ拠点で生産準備を整える。実現すれば同社初の自動車組立生産事業となる。生産台数は徐々に増やし、2028年に2万台に引き上げる。長城汽車は既にタイ東部で右ハンドル車の工場を操業しており、マレーシアから輸出は行わないもよう。
 ポールタンは生産モデルを、◆「欧拉(オーラ)」ブランドのEV「好猫(グッドキャット)」◆「哈弗(ハヴァル)」ブランドのスポーツ多目的車(SUV)「H6」◆同「初恋(ジョリオン)」◆1トンピックアップトラック「長城炮(キャノン)」――と予想している。タイ工場では現在、ハイブリッド車(HV)タイプのH6と初恋を生産しており、来年には好猫の生産開始を予定している。
 長城汽車は数年前に一度マレーシア市場から撤退した後、昨年に完全子会社の長城汽車セールス・マレーシアを設立して再進出した。現在は好猫とキャノンのみ輸入販売しており、価格はそれぞれ14万~17万リンギ(約440万~530万円)、12万8000リンギとしている。


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