国産電気自動車（EV）メーカーのビンファストは8日、フィリピン市場に参入すると発表した。31日にマニラでメディア向け発表会を開き、スポーツ多目的車（SUV）の4モデルなどを展示する。東南アジアではインドネシアとタイに次いで3カ国目の進出先となる。

　発表会では、SUVのAセグメント「VF5」、Cセグメント「VF7」、同「VFe34」、Eセグメント「VF9」の4モデルのほか、電動バイクの6モデル、電動自転車「ドラゴンフライ」を展示する。

　親会社のコングロマリット（複合企業）大手ビングループのファム・ニャット・ブオン会長は今年1月にフィリピンでマルコス大統領と会談した際、年内に販売店を開設する意向を示していた。また、ビン系のEVタクシー会社グリーン・アンド・スマート・モビリティー（GSM）は3月、フィリピン投資委員会（BOI）との会議で年内に進出する計画を明らかにしている。


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