ラオス統計局の発表によると、2024年7月の消費者物価指数（CPI）上昇率は前年同月比で26.1％だった。前月を0.1ポイント下回り、小幅ながら3カ月ぶりに伸びが鈍化した。食品など国産品（25.5％）、燃料油など輸入品（27.5％）とも前月を小幅に下回った。

　12品目のうち食品・非アルコール飲料（23.4％）など5品目で前月から上昇幅が縮小。食品では、野菜（36.2％）の上昇が加速したものの、コメ（18.7％）や果物（34.7％）は高水準ながら前月を下回った。輸入品では燃料油（22.7％）の伸びが減速した。

　CPIは通貨安と燃料高で23年2月に41.3％まで上昇し、00年3月以来、22年11カ月ぶりの高水準を記録した。その後、23年末にかけて伸びが縮小し、以降は25％前後での推移が続いている。


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