カンボジア公共事業・運輸省によると、同国の電気自動車（EV）登録台数は2024年11月22日時点で2327台だった。クメールタイムズが23日付で伝えたもので、23年末の1489台に比べ838台（56.3％）、24年6月末の1614台に比べ713台（44.2％）それぞれ増加した。

　ブランド別では中国EV最大手の比亜迪（BYD）が790台で最も多く、トヨタが443台、米テスラが269台で続いた。一方、国内のEV充電所は18カ所となっている。

　カンボジア政府は50年までに自動車と公共バスの40％、バイクの70％を電動とする目標を掲げる。達成に向け、21年から電動車の輸入関税をエンジン車の約半分に引き下げている。

　公共事業・運輸省は2月、EV登録台数が35～42年に10万台に達し、50年には100万台を超えるとの予想を発表。一方、充電所は50年までに9900～3万3800カ所整備する必要があるとしている。


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