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  ニュース     2024/03/14 19:59

シンガポール:24年の成長率予測、2.4%に上方修正=金融庁調査 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール金融管理庁(MAS)が発表した2024年3月版の民間エコノミスト調査によると、24年の実質国内総生産(GDP)成長率の予測(中央値)は前年比2.4%だった。前回調査(23年12月)から0.1ポイント上方修正。世界的な物価高や不動産低迷、地政学的リスクの台頭による下押し圧力はあるものの、金融緩和や中国経済の回復が好材料になり得るとしている。
 今回のアンケート調査はエコノミストとアナリストの26人を対象に2月15日に送付。23人から回答を得た。これに基づくと、24年の成長率が2.0~2.4%に収まる確率が36%で最も高く、次いで2.5~2.9%が31%で続いた。23年の1.1%から加速すると見込まれる。
 24年の成長率予測は全産業でプラス。製造業は4.0%(前回予測2.3%)、金融・保険は3.4%(同2.5%)、建設は4.9%(4.7%)で、いずれも前回予測を上回る。一方、卸小売りは1.8%(1.9%)、宿泊・外食サービスは2.2%(3.6%)で下方修正となった。
 24年の予測はほか、◆輸出額(石油と再輸出を除くNODX)伸び率=6.0%(前回予測6.0%)◆個人消費伸び率=3.0%(同3.0%)◆インフレ率=3.1%(3.4%)◆失業率=2.1%(2.1%)――などだった。
 25年のGDP成長率は2.5%を予測。2.5~2.9%に収まる確率が33%で最も高いとしている。


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