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  ニュース     2024/02/05 20:51

シンガポール:12月の小売売上高0.4%減、再びマイナスに 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が5日発表した2023年12月の小売業売上高指数(名目、17年=100)は120.4となり、前年同月比で0.4%低下した。前年同月を下回るのは2カ月ぶり。新型コロナウイルス対策の緩和後に大幅上昇が続いていたが、足元で失速している。季節調整済み前月比では1.5%低下した。
 14業種のうち10業種が前年同月比でマイナス。下落幅は娯楽用品(12.3%低下)が最も大きく、運動具の低迷が響いた。眼鏡類・書籍(11.8%低下)や家具・住宅設備(8.2%低下)などの落ち込みも目立った。一方、上昇した業種では、車両購入権(COE)の発行枠が増えた自動車(23.8%上昇)の伸びが最も大きかった。食品・アルコール飲料(4.4%上昇)やコンピューター・通信機器(1.9%上昇)も伸び率は減速したものの、プラスを維持した。
 12月の小売売上高(推計)は0.4%減の47億1900万シンガポールドル(約5208億円)。うちインターネット通販が占める割合は13.1%と、前月(15.3%)から低下した。食品飲料サービス売上高(推計)は0.3%増の10億3000万シンガポールドルで、航空機内食などのケータリング部門が14.5%増と伸びが大きかった。


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