コングロマリット（複合企業）大手ビングループ系の電気自動車（EV）タクシー・リース会社グリーン・アンド・スマート・モビリティー（GSM）は13日、タクシー大手のマイリン・グループと自動車整備事業で提携を結んだ。合弁会社を設立し、来年末までに全国で整備工場99カ所の展開を目指す。
　マイリン傘下でタクシー車両の整備を手掛けるメコンサインと合弁で新会社のメコンサインSMを設立し、事業を進める。まずはメコンサインが持つ39店舗をブランド替えし、来年末までに99店舗に増やす。サービス対象はガソリン車とEVの両方で、GSMやマイリン、また提携企業が保有するタクシーや、GSMの配車アプリ「サインSM」の登録車両、ビングループ傘下のEVメーカーであるビンファストの車両などの整備を手掛ける。
　GSMはグループのEV部門であるビンファストのEVや電動バイクを利用して配車や宅配、リース事業を展開。国内ではタクシー会社40社のEVタクシー導入を促進し、こうした提携先企業を含め、55省市でタクシーサービスを提供している。
　メコンサインはマイリンが保有する全車両のタクシー整備を独占的に手掛けるほか、外部顧客向けにも部品や保守サービスを提供している。


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