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  ニュース     2024/03/18 21:59

シンガポール:2月の輸出0.1%減、電子は2カ月連続プラス 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール企業庁が18日発表した2024年2月の輸出額(石油と再輸出を除くNODX)は、前年同月比0.1%減の129億9028万シンガポールドル(約1兆4500億円)だった。前年同月を下回るのは2カ月ぶり。主力の電子製品が2カ月連続で増加する一方、非電子製品が落ち込んだ。季節調整済み前月比では4.8%減だった。
 電子製品(前年同月比5.2%増)では、電子全体の5割超を占める集積回路(IC、15.9%増)が22年7月以来、19カ月ぶりのプラスに転換。IC部品(54.8%増)とディスクドライブ(41.1%増)、パソコン(PC、26.2%増)も2桁増となった。一方、前月まで拡大が続いていた通信機器(31.9%減)は落ち込んだ。非電子製品(1.5%減)は4カ月ぶりの前年割れで、食品の調製品(23.5%減)や化学品(19.7%減)、電気回路設備(36.9%減)が低調だった。
 主要国・地域への輸出では、米国(17.1%増)が大きく伸び、5カ月ぶりに中国(1.9%減)を抜いて国別首位となった。医薬品(4.2倍)やPC(3.5倍)がけん引した。一方、対日輸出(37.2%減)は12カ月連続のマイナスで、前月に続き電子製品(3.7%減)、非電子製品(42.7%減)とも落ち込んだ。


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