ニュース 2020/08/25 20:59
マレーシア:財政赤字の法定上限、GDP比60%に引き上げ
経済・統計 政策・政治 マレーシア
【亜州ビジネス編集部】マレーシア連邦議会下院は24日、財政赤字の法定上限を従来の国内総生産(GDP)比55%から60%に引き上げる案を可決した。2022年末まで適用する。新型コロナウイルス流行で景気が冷え込む中、積極財政を進めるためで、上限引き上げは世界金融危機下の09年7月以降で初めて。ザ・スター・オンラインなどが24日付で伝えた。
政府は今年、2950億リンギ(約7兆4800億円)規模の景気刺激策を推進。ザフルル・アジズ財務相によれば、真水で450億リンギを注入する計画で、これにより財政赤字はGDP比56%に上昇する。
マレーシアの20年第2四半期のGDPは前年同期比で17.1%減少。新型コロナとその対策である活動制限で大幅なマイナスとなった。マレーシア中央銀行は通年の成長率がマイナス3.5〜マイナス5.5%になると予想している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
政府は今年、2950億リンギ(約7兆4800億円)規模の景気刺激策を推進。ザフルル・アジズ財務相によれば、真水で450億リンギを注入する計画で、これにより財政赤字はGDP比56%に上昇する。
マレーシアの20年第2四半期のGDPは前年同期比で17.1%減少。新型コロナとその対策である活動制限で大幅なマイナスとなった。マレーシア中央銀行は通年の成長率がマイナス3.5〜マイナス5.5%になると予想している。
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