ニュース 2024/12/23 20:53
アセアン:中国系企業の登記数、カンボジアで2割増
経済・統計 アセアン
カンボジア商業省によると、中国系企業の登記件数は同国で2024年1~11月に2921件となり、前年同期から20%増加した。中国からの投資誘致を目的とした政府・民間レベルの協議が活発で、また中国製品に対する米国の関税引き上げが間近とされる中、進出が増えている。プノンペンポストなどが20日付で伝えた。
1~11月の企業登記件数は全体で9530件となり、前年同期から17%減少。こうした中でも中国資本の企業設立は増え、全体に占める割合は3割に達した。
中国資本の新設企業は、建設や不動産、農業、工業、金融、食品、鉱業、エネルギーなどほぼ全ての産業を網羅。商業省が地方政府や民間企業と協力して投資誘致活動を積極的に実施し、カンボジアの安定した政治情勢や魅力的な投資優遇策、低賃金などを紹介したことが奏効したとしている。また米国が中国製品に対する輸入関税引き上げを25年以降に予定していることも、中国企業のカンボジア進出を後押ししている。
24年1~11月のカンボジアの貿易総額は前年同期比17.4%増の498億7000万米ドル。中国が最大の貿易相手国で、24.2%増の137億6000万米ドルに上った。カンボジアからの対中輸出額は22.3%増の16億1000万米ドル、輸入額は121億5000万米ドルで、大幅な入超となっている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
1~11月の企業登記件数は全体で9530件となり、前年同期から17%減少。こうした中でも中国資本の企業設立は増え、全体に占める割合は3割に達した。
中国資本の新設企業は、建設や不動産、農業、工業、金融、食品、鉱業、エネルギーなどほぼ全ての産業を網羅。商業省が地方政府や民間企業と協力して投資誘致活動を積極的に実施し、カンボジアの安定した政治情勢や魅力的な投資優遇策、低賃金などを紹介したことが奏効したとしている。また米国が中国製品に対する輸入関税引き上げを25年以降に予定していることも、中国企業のカンボジア進出を後押ししている。
24年1~11月のカンボジアの貿易総額は前年同期比17.4%増の498億7000万米ドル。中国が最大の貿易相手国で、24.2%増の137億6000万米ドルに上った。カンボジアからの対中輸出額は22.3%増の16億1000万米ドル、輸入額は121億5000万米ドルで、大幅な入超となっている。
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