シンガポール企業庁が17日発表した2024年11月の輸出額（石油と再輸出を除くNODX）は、前年同月比3.4％増の149億7964万シンガポールドル（約1兆7100億円）だった。前年同月を上回るのは2カ月ぶり。主力の電子製品（23.2％増）の伸びが加速した。季節調整済み前月比では14.7％増だった。

　電子製品が前年同月を上回るのは2カ月連続となる。マレーシアや香港向けの急伸で集積回路（IC、28.9％増）の伸びが拡大したほか、パソコン（PC、75.3％増）やディスクドライブ（33.3％増）が大きく伸びた。一方、非電子製品（1.6％減）は2カ月連続のマイナス。医薬品（63.8％減）や石油化学製品（5.3％減）などが落ち込んだ。

　主要国・地域への輸出では、最大の米国（19.1％減）、2番目に大きい中国（11.6％減）が共に非電子製品の低迷で2桁のマイナス。また、対日輸出（12.1％減）は7カ月連続の前年割れで、電子製品（3.0％減）、非電子製品（13.7％減）とも落ち込んだ。


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