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  ニュース     2024/08/29 20:58

アセアン:ラオスの8月物価上昇24.3%、2年2カ月ぶり低さ 無料記事

 ラオス統計局の発表によると、2024年8月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比で24.3%だった。燃料油など輸入品を中心に伸びが鈍化し、前月から1.8ポイント低下。2カ月連続の伸び減速で、22年6月以来、2年2カ月ぶりの低さとなった。

 輸入品(23.3%)は前月から4.2ポイント減速、国産品(24.7%)は0.8ポイント減速だった。品目別では、12品目のうち食品・非アルコール飲料(22.5%)など8品目で前月から上げ幅が縮小。食品は、生鮮野菜(39.0%)の上昇が引き続き加速したものの、コメ(14.3%)や果物(32.8%)は高水準ながら鈍化基調にある。運輸(20.0%)は1年ぶりの低水準。うち燃料油(9.8%)が前月(22.7%)を大きく下回り、車両(19.5%)も伸びが鈍化した。

 CPIは通貨安と燃料高で23年2月に41.3%まで上昇し、00年3月以来、22年11カ月ぶりの高水準を記録した。その後は23年末にかけて伸びが縮小し、以降は25%前後での推移が続いている。統計局は高インフレが続く要因として、国内製造業が未発達で輸入への依存が大きいことや、為替が不安定なこと、価格管理体制が不十分なことを挙げている。


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