カンボジア農林水産省によると、同国の2024年の穀物生産量は前年比7％増の3940万トンだった。うち1200万トンを95カ国に輸出し、53億米ドルの収益を得た。クメールタイムズが24日付で伝えた。

　農産物生産の61％を穀物が占めた。主力のコメは11％増の1389万トンで、うち820万トンを輸出した。カンボジア産の香り米は24年、フィリピンでは6回目となるコメの最優秀賞を授与され、中国では金賞に輝いたという。

　ディス・ティナ農林水産相はこのほど行われた農林水産分野の年次会合で、気候変動や害虫被害といった課題に直面しつつ、穀物生産を増やすことができたと説明。一方、ソク・チェンダ・ソフィア副首相は、カンボジアが2030年の中所得国入りと50年の高所得入りを目指す中、農業の市場拡大、付加価値向上、環境持続性確保に取り組むよう関係機関に指示した。


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