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  ニュース     2025/01/21 20:56

アセアン:東南ア11カ国の在留邦人数、24年は2%減17万人 無料記事

 日本の外務省が20日発表した2024年版の海外在留邦人数調査統計によると、東南アジアの在留邦人数は11カ国の合計で前年比2.3%減の17万4036人だった。シンガポールを除く主要各国で軒並み減少。新型コロナウイルス流行後は多くの国で減少傾向にあり、コロナ前の19年との比較では17.8%減となった。

 24年10月1日時点の邦人数を推計した。国別で域内最多のタイは2.6%減の7万421人で、世界全体では5位。都市別でバンコク(5万146人、2.5%減)が米ロサンゼルス都市圏に次ぐ世界2位、東部チョンブリ県シラチャー(5571人、1.0%減)が31位に入る。

 国別・都市別で域内2位のシンガポールは3.8%増の3万2565人と、5年ぶりに拡大した。マレーシアやベトナムなどは邦人数が減少。都市別の域内3位以下は、◆ベトナムのホーチミン市=9732人(3.3%減)◆マレーシアのクアラルンプール=8823人(10.8%減)◆フィリピンのマニラ都市圏=5941人(1.8%減)◆ベトナムのハノイ=5648人(13.7%減)――が続いた。

 19年との比較では、国別でタイとシンガポールが1割減にとどまるものの、マレーシアとベトナム、インドネシア、フィリピンはいずれも25%前後の落ち込みとなった。都市別ではクアラルンプールやマニラ都市圏、ハノイで30%超のマイナスだった。

 世界全体の海外在留邦人数は横ばいの129万3097人。国別で世界最多の米国は0.3%減の41万3380人、アジア最多の中国は4.2%減の9万7538人だった。


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