ニュース 2024/02/18 20:59
マレーシア:23年の経済成長3.7%、輸出低迷で減速=2次速報
経済・統計 GDP マレーシア
【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局は16日、2023年の国内総生産(GDP、2次速報値)成長率が3.7%だったと発表した。新型コロナウイルス禍の反動があった前年の8.7%から大幅に減速。世界的な需要低迷などで電気・電子製品などの輸出が落ち込み、製造業が7.4ポイント低下の0.7%とブレーキがかかった。
製造業以外の産業は、建設業が6.1%、サービス業が5.3%と全体を底上げした。農業は0.7%、鉱業は1.0%だった。
支出別にみると、貿易を除き全てプラス。前年からは鈍化したものの、個人消費は4.7%、民間投資は4.6%と底堅い伸びを示した。政府支出は3.9%で前年から0.6ポイント減速。一方、公共投資は8.6%で、前年の5.3%から大きく加速した。輸出はマイナス7.9%。外需の落ち込みや商品価格の下落を受け、前年のプラス14.5%からマイナスに転じた。
■4Qも成長減速
23年第4四半期のGDP成長率は前年同期比3.0%で、前四半期から0.3ポイント減速した。産業別では、製造業がマイナス0.3%で前四半期から下げ幅が0.2ポイント拡大した。他はプラスだが、建設は3.6%、サービスは4.2%でともに減速。鉱業は3.8%で前四半期のマイナスからプラス転換した。農業は1.9%に加速した。
支出別では貿易を除きプラスだったものの、個人消費と民間投資はそれぞれ4.2%と4.0%で、年初来で最低の伸び。輸出はマイナス6.3%で、4四半期連続の前年割れとなった。
中銀は、24年の経済成長率が加速するとの見方。旺盛な国内消費や大型インフラ案件の進展、世界経済のリバウンドを受けた輸出好転などが成長を押し上げるとみている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
製造業以外の産業は、建設業が6.1%、サービス業が5.3%と全体を底上げした。農業は0.7%、鉱業は1.0%だった。
支出別にみると、貿易を除き全てプラス。前年からは鈍化したものの、個人消費は4.7%、民間投資は4.6%と底堅い伸びを示した。政府支出は3.9%で前年から0.6ポイント減速。一方、公共投資は8.6%で、前年の5.3%から大きく加速した。輸出はマイナス7.9%。外需の落ち込みや商品価格の下落を受け、前年のプラス14.5%からマイナスに転じた。
■4Qも成長減速
23年第4四半期のGDP成長率は前年同期比3.0%で、前四半期から0.3ポイント減速した。産業別では、製造業がマイナス0.3%で前四半期から下げ幅が0.2ポイント拡大した。他はプラスだが、建設は3.6%、サービスは4.2%でともに減速。鉱業は3.8%で前四半期のマイナスからプラス転換した。農業は1.9%に加速した。
支出別では貿易を除きプラスだったものの、個人消費と民間投資はそれぞれ4.2%と4.0%で、年初来で最低の伸び。輸出はマイナス6.3%で、4四半期連続の前年割れとなった。
中銀は、24年の経済成長率が加速するとの見方。旺盛な国内消費や大型インフラ案件の進展、世界経済のリバウンドを受けた輸出好転などが成長を押し上げるとみている。
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