産業用ガス大手の米系バンコク・インダストリアル・ガス（BIG）は11日、自動車部品メーカーのアーピコ・ハイテクに低炭素アルゴンガスを供給すると発表した。国内の自動車部品生産で低炭素産業ガスが使用される初めての取り組みになるという。

　アーピコは自動車部品の溶接に低炭素アルゴンガスを使用する。BIGが供給する低炭素アルゴンガスは、天然資源・環境省傘下のタイ温室効果ガス管理機構（TGO）の認証を取得済み。一般的なアルゴンと比べて二酸化炭素（CO2）排出量を50％以上抑えられるほか、世界的に導入が進む炭素税に対応し、国際競争力の強化につながることが見込まれるという。


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