【亜州ビジネス編集部】人材開発省（MOM）の発表によると、2023年4月の失業率（速報値、季節調節済み）は1.8％となり、前月から横ばいだった。22年半ば以降は2％前後の低水準での推移が続いている。

　失業率はシンガポール人と永住権（PR）保持者に限ると2.6％で、前月から横ばい。シンガポール人限定では2.8％で、前月を0.1ポイント上回った。失業者数はシンガポール人とPR保持者が6万3000人、シンガポール人限定では5万6300人だった。

　全体の失業率は新型コロナの影響が出始めた20年3月に2.5％、6月に2.8％と上昇し、9月は3.5％と04年6月以来の高水準を記録。ただ、その後は低下傾向に転じており、23年3月と4月の1.8％は、15年3月以来、約8年ぶりの低水準となる。


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