【亜州ビジネス編集部】配車大手のグラブ・ホールディングスは20日、タクシー業界3位のトランスキャブを買収すると発表した。全株式を取得して傘下に置き、運転手不足の改善を図る。買収額は明らかにしていないが、ストレーツタイムズは1億シンガポールドル（約106億円）以上と伝えた。
　レンタカー事業子会社のグラブ・レンタルズを通じて買収する。10〜12月の取得完了を予定。買収後はトランスキャブの車両をグラブのサービスに組み込み、収益性の向上を目指す。
　トランスキャブは2003年創業で、約2500台の車両を運行。ほかにもレンタカー事業や給油所、車両整備工場の運営を手掛ける。


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