ニュース 2024/07/28 20:50
シンガポール:配車のグラブ、タクシー大手買収を中止
運輸 シンガポール
配車大手のグラブ・ホールディングスは、国内タクシー業界3位のトランスキャブの買収を中止した。競争法に抵触する可能性があるというシンガポール競争・消費者委員会(CCCS)の判断を受け入れた格好。ストレーツタイムズなどが25日付で伝えた。
グラブはトランスキャブの買収計画を昨年7月に発表。運転手不足の解消や収益拡大を図る目的で、買収額は1億シンガポールドル(約114億円)以上と伝えられた。しかしCCCSは今月11日、この買収が配車アプリ市場の競争を著しく低下させ、競争法54条に抵触する可能性があるとの暫定判断を発表。グラブとトランスキャブに対し、異議申し立ての機会を設けたが、期限までに反応がなかったことから買収計画は中止に終わった。
グラブとトランスキャブの代表者はCCCSの発表直後、ストレーツタイムズの取材に対し、CCCSの暫定判断に対して意見はないと述べ、買収を進めない意向を示唆していた。
トランスキャブは2003年創業で、約2500台の車両を運行。ほかにもレンタカー事業や給油所、車両整備工場の運営を手掛ける。グラブは買収によりトランスキャブの車両をグラブのサービスに組み込み、収益性の向上を図るとしていた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
グラブはトランスキャブの買収計画を昨年7月に発表。運転手不足の解消や収益拡大を図る目的で、買収額は1億シンガポールドル(約114億円)以上と伝えられた。しかしCCCSは今月11日、この買収が配車アプリ市場の競争を著しく低下させ、競争法54条に抵触する可能性があるとの暫定判断を発表。グラブとトランスキャブに対し、異議申し立ての機会を設けたが、期限までに反応がなかったことから買収計画は中止に終わった。
グラブとトランスキャブの代表者はCCCSの発表直後、ストレーツタイムズの取材に対し、CCCSの暫定判断に対して意見はないと述べ、買収を進めない意向を示唆していた。
トランスキャブは2003年創業で、約2500台の車両を運行。ほかにもレンタカー事業や給油所、車両整備工場の運営を手掛ける。グラブは買収によりトランスキャブの車両をグラブのサービスに組み込み、収益性の向上を図るとしていた。
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