ニュース 2023/06/25 20:59
シンガポール:5月の物価上昇5.1%に減速、1年3カ月ぶり低水準
経済・統計 インフレ率 シンガポール
【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が23日発表した2023年5月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比で5.1%だった。前月を0.6ポイント下り、22年2月以来、1年3カ月ぶりの低水準となる。伸び鈍化は2カ月ぶり。ガソリン(マイナス13.5%)の落ち込みが加速したほか、自動車(12.8%)の伸びが縮小し、これらを含む民間道路輸送(7.2%)が約2年ぶりの低水準となった。民間道路輸送と住居(4.7%)を除くコア指数の上昇率は前月を0.3ポイント下回る4.7%だった。
自動車は車両購入権(COE)発行枠の縮小で2桁上昇が続くものの、足元で減速傾向にある。ほか、バイク(マイナス7.4%)は19年10月以来、3年7カ月ぶりの前年割れとなった。車両以外では、食品(6.8%)の伸びが3カ月連続で鈍化。ホーカー(屋台)など食品サービスの上昇幅が縮小している。
シンガポール金融管理局(MAS)と貿易産業省は、23年の上昇率予測をCPIが5.5〜6.5%、コア指数が3.5〜4.5%とし、前月から据え置いた。コモディティー価格の上昇が緩和する一方、国内の労賃上昇が当面続くと予測。一方、自動車と住居については、供給が増えることで年内には価格が落ち着くとの見方を示した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
自動車は車両購入権(COE)発行枠の縮小で2桁上昇が続くものの、足元で減速傾向にある。ほか、バイク(マイナス7.4%)は19年10月以来、3年7カ月ぶりの前年割れとなった。車両以外では、食品(6.8%)の伸びが3カ月連続で鈍化。ホーカー(屋台)など食品サービスの上昇幅が縮小している。
シンガポール金融管理局(MAS)と貿易産業省は、23年の上昇率予測をCPIが5.5〜6.5%、コア指数が3.5〜4.5%とし、前月から据え置いた。コモディティー価格の上昇が緩和する一方、国内の労賃上昇が当面続くと予測。一方、自動車と住居については、供給が増えることで年内には価格が落ち着くとの見方を示した。
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