ニュース 2023/06/26 21:59
シンガポール:5月の工業生産11%減、8カ月連続でマイナス
経済・統計 工業生産 シンガポール
【亜州ビジネス編集部】シンガポール経済開発庁(EDB)が26日発表した2023年5月の鉱工業生産指数(19年=100)は112.2となり、前年同月比で10.8%低下した。前年同月を下回るのは8カ月連続。主力の電子(23.0%低下)が大きく落ち込み、全体を押し下げた。季節調整済みの前月比では3.9%低下した。
6分野のうち4分野がマイナス。電子は需要減退を受け、半導体(26.8%低下)が7カ月連続の前年割れとなったほか、コンピューター周辺機器・データ記憶装置(26.6%低下)の大幅な下落が続いている。電子全体では5カ月連続のマイナスとなった。
ほか、精密エンジニアリング(10.5%低下)では、前月と同様に半導体後工程向けの設備や冷凍冷蔵・空調設備の生産が縮小。ブラスチック・金属精密部品やコネクターも落ち込んだ。化学(9.5%低下)は香料の生産が拡大したものの、石油化学などで保守整備によるプラント閉鎖があった。
一方、輸送エンジニアリング(14.5%上昇)は新型コロナウイルス禍からの回復で4カ月連続の2桁上昇を記録。欧米の航空部品の需要増や、MRO(整備・修理・分解点検)事業の伸びが寄与した。バイオ医療(4.4%上昇)は2カ月ぶりのプラスとなった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
6分野のうち4分野がマイナス。電子は需要減退を受け、半導体(26.8%低下)が7カ月連続の前年割れとなったほか、コンピューター周辺機器・データ記憶装置(26.6%低下)の大幅な下落が続いている。電子全体では5カ月連続のマイナスとなった。
ほか、精密エンジニアリング(10.5%低下)では、前月と同様に半導体後工程向けの設備や冷凍冷蔵・空調設備の生産が縮小。ブラスチック・金属精密部品やコネクターも落ち込んだ。化学(9.5%低下)は香料の生産が拡大したものの、石油化学などで保守整備によるプラント閉鎖があった。
一方、輸送エンジニアリング(14.5%上昇)は新型コロナウイルス禍からの回復で4カ月連続の2桁上昇を記録。欧米の航空部品の需要増や、MRO(整備・修理・分解点検)事業の伸びが寄与した。バイオ医療(4.4%上昇)は2カ月ぶりのプラスとなった。
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