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  ニュース     2024/02/04 19:59

シンガポール:製造業景況感、4期連続のプラス 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール経済開発庁(EDB)が発表した2024年1~6月期の製造業景況感指数は、プラス10%だった。プラスは4期連続で、前期(23年10月~24年3月期)のプラス7%から指数が上昇。プラス幅が2桁となるのは、21年10月~22年3月期以来、9期ぶりとなる。
 指数は業況が「改善する」と回答した企業の割合から「悪化する」と回答した割合を引いたもの。今回の調査は23年12月~24年1月に製造業418社を対象として実施し、回答率は89%だった。
 業種別では、6業種のうち主力の電子(プラス16%)など5業種がプラス。電子は前期(プラス23%)から減速したものの、半導体の在庫調整が進んだことで需給改善への期待が高まり、2桁のプラスを確保した。ほか、精密エンジニアリング(プラス8%)は前期(マイナス5%)からプラス転換。半導体分野の回復期待が高まっており、関連装置などの受注も拡大した。輸送エンジニアリング(プラス14%)は2桁のプラスを維持したものの、3期連続で減速した。
■サービス業はプラス5%に減速
 シンガポール統計局が発表した24年1~6月期のサービス業景況感指数はプラス5%となり、12期連続のプラスだった。プラス幅は前期(23年10月~24年3月期、プラス9%)から減速。全11業種のうち8業種がプラスで、観光回復への期待から宿泊(プラス29%)などのプラス幅が大きかった。
 指数は製造業と同様に業況が「改善する」と回答した割合から「悪化する」と回答した割合を引いたもの。調査は23年12月~24年1月にサービス業の約1500社を対象として行われた。


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