米フォード・モーターや中国・比亜迪（BYD）など4社が、来月にホーチミン市で開催される国内最大の自動車展示会「ベトナム・モーターショー」の出展を取りやめることが明らかになった。当初は4社を含む13社が出展を予定していたが、現時点では9社に減少した。トイチェーが13日付で伝えた。

　フォードとBYDのほか、独フォルクスワーゲン、スウェーデンのボルボが出展を取りやめた。フォードの現地法人の代表者は、展示会の趣旨が自社の方向性や製品発売計画と合致しないと説明した。BYDについては、展示会の出展の大半をガソリン車が占めていることから、電気自動車（EV）メーカーの出展は適さないと判断したもよう。フォルクスワーゲンもEVを出展予定だったが、同様の理由で取りやめた。

　同展示会はベトナム自動車工業会（VAMA）とベトナム自動車輸入業者協会（VIVA）が共催し、今年は10月23～27日に開催される。現時点ではトヨタとホンダ、三菱自動車、スズキ、スバル、いすゞ、中国の広州汽車、MG、チェコのシュコダの9社が出展する予定。国産EVメーカーのビンファストは例年、同展示会には出展していない。


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