ニュース 2024/11/06 20:57
フィリピン:9月の輸出8%減、半導体の落ち込み加速
経済・統計 貿易 フィリピン
フィリピン統計庁(PSA)が6日発表した2024年9月の貿易統計(速報値)によると、輸出額は前年同月比7.6%減の62億5760万米ドルだった。前年同月を下回るのは3カ月ぶり。輸出額全体の4割近くを占める半導体の落ち込みが加速し、全体を押し下げた。輸入額は9.9%増の113億4460万米ドル。貿易赤字は50億8700万米ドルで、赤字幅は23年1月以来の大きさだった。
輸出上位10品目のうち前年同月を下回った品目は、半導体(60.6%減)を含む電子製品(23.1%減)など5品目。電子の前年割れは5カ月連続となる。電子以外では電解銅(14.5%減)も2桁の落ち込みだった。一方、ココナツ油(2.2倍)は大きく伸びた。
国・地域別では、最大の米国(1.5%増)と2番目に大きい香港(4.4%増)で拡大する一方、3番目の日本(6.1%減)と4番目の中国(23.6%減)は前月のプラスからマイナスに転じた。
主要品目の輸入額は、最大の電子製品(8.9%増)が引き続きプラスだったほか、鉄鋼(30.0%増)が大きく拡大。国別では全体の4分の1を占め最大の中国(7.8%増)と2番目に大きいインドネシア(21.0%増)で拡大したものの、3番目の日本(1.7%減)は前年割れとなった。
1~9月は輸出額が前年同期比1.1%増の556億6870万米ドル、輸入額が0.6%減の950億6960万米ドル、貿易収支が394億90万米ドルの赤字だった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
輸出上位10品目のうち前年同月を下回った品目は、半導体(60.6%減)を含む電子製品(23.1%減)など5品目。電子の前年割れは5カ月連続となる。電子以外では電解銅(14.5%減)も2桁の落ち込みだった。一方、ココナツ油(2.2倍)は大きく伸びた。
国・地域別では、最大の米国(1.5%増)と2番目に大きい香港(4.4%増)で拡大する一方、3番目の日本(6.1%減)と4番目の中国(23.6%減)は前月のプラスからマイナスに転じた。
主要品目の輸入額は、最大の電子製品(8.9%増)が引き続きプラスだったほか、鉄鋼(30.0%増)が大きく拡大。国別では全体の4分の1を占め最大の中国(7.8%増)と2番目に大きいインドネシア(21.0%増)で拡大したものの、3番目の日本(1.7%減)は前年割れとなった。
1~9月は輸出額が前年同期比1.1%増の556億6870万米ドル、輸入額が0.6%減の950億6960万米ドル、貿易収支が394億90万米ドルの赤字だった。
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