国内最大のチャットアプリ「ザロ」を運営するIT（情報技術）大手のVNG傘下でAI（人工知能）関連事業を手掛けるグリーンノードは24日、タイのバンコクにAI対応の大規模データセンター（DC）を開設した。米AI半導体大手エヌビディア、シンガポールのデータセンター大手STテレメディア・グローバル・データセンター（STT）と共同で開発。電力容量は20メガワット（MW）で、高速データ転送技術を備えるという。25日付タインニエンなどが伝えた。

　グリーンノードは、VNGのデジタルトランスフォーメーション（DX）部門VNGデジタルビジネスの子会社で、シンガポールに本社を置く。今年5月にはエヌビディアやSTTなど複数企業とアジア太平洋地域での生成AI事業推進に向けた協力協定を結んでいた。

　VNGはベトナム国内でもデータセンター展開を進めており、同月にはSTTとデータセンター事業の合弁会社を設立すると発表。ホーチミン市のタントゥアン輸出加工区で容量60MWのデータセンターを新設し、2026年第1四半期にも稼働させる。


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