電子機器受託製造サービス（EMS）を手掛けるシンガポールのSPマニュファクチャリング（SPM）は26日、マレーシアのジョホール州で新工場を開所したと発表した。自動車や航空宇宙などの産業向けに電子製品・部品の試作から量産までを請け負う。

　工場はスナイ空港近隣の工業団地「iパーク＠スナイ・エアポート・シティー」に位置し、今年10月に商業稼働を開始。ワイヤハーネスやプリント基板（PCB）、ボックスビルド製品の組み立てなどを手掛け、機能検査や電流・電圧測定、自動光学検査など高度な品質管理を行う。

　SPMは2000年設立。マレーシアとインドネシア、中国、ドイツ、ポーランドに工場を置き、米国にも設計や試作品製造を行う拠点を持つ。このほど電子材料の表面処理などに強みを持つ米同業のアイディール・ジェイコブを買収している。


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