ニュース 2023/07/26 21:57
シンガポール:6月の工業生産5%減、半導体が8カ月ぶりプラス
経済・統計 工業生産 シンガポール
【亜州ビジネス編集部】シンガポール経済開発庁(EDB)が26日発表した2023年6月の鉱工業生産指数(19年=100)は124.5となり、前年同月比で4.9%低下した。前年同月を下回るのは9カ月連続。ただ、主力の半導体が8カ月ぶりのプラスに転じており、前月(10.5%低下)からは下落幅が縮小した。季節調整済みの前月比では5.0%上昇と3カ月ぶりにプラス転換した。
6分野のうち輸送エンジニアリング(10.8%上昇)を除く5分野がマイナス。電子(2.9%低下)は半導体がプラスを回復したものの、6カ月連続の前年割れとなった。コンピューター周辺機器・データ記憶装置(25.8%低下)などが低調に推移している。
精密エンジニアリング(11.5%低下)では、前月と同様に半導体後工程向けの設備や冷凍冷蔵・空調設備の生産が縮小。光学製品なども落ち込んだ。化学(8.6%低下)は香料の生産が拡大したものの、石油製品や特殊化学品が振るわなかった。
一方、輸送エンジニアリング(10.9%上昇)は新型コロナウイルス禍からの回復で5カ月連続の2桁上昇を記録。航空部品やMRO(整備・修理・分解点検)が伸びた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
6分野のうち輸送エンジニアリング(10.8%上昇)を除く5分野がマイナス。電子(2.9%低下)は半導体がプラスを回復したものの、6カ月連続の前年割れとなった。コンピューター周辺機器・データ記憶装置(25.8%低下)などが低調に推移している。
精密エンジニアリング(11.5%低下)では、前月と同様に半導体後工程向けの設備や冷凍冷蔵・空調設備の生産が縮小。光学製品なども落ち込んだ。化学(8.6%低下)は香料の生産が拡大したものの、石油製品や特殊化学品が振るわなかった。
一方、輸送エンジニアリング(10.9%上昇)は新型コロナウイルス禍からの回復で5カ月連続の2桁上昇を記録。航空部品やMRO(整備・修理・分解点検)が伸びた。
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