【亜州ビジネス編集部】10日に締め切られた最新の入札では、大型車とオープンのカテゴリーで記録を更新し、新車購入権（COE）価格が軒並み上昇した。
　排気量1600cc以上、出力130bhpまでの車、と、出力110kWまでの電気自動車（EV）のプレミアムは、12万6889シンガポールドル（約1352万円）となり、6月に記録した前回の最高値12万1000シンガポールドルを4.9％近く上回った。
　二輪車を除くすべての車種に使用可能だが、大型車が大半を占めるオープンカテゴリーCOEの価格も過去最高を記録した。
　今回のプレミアムは12万6201シンガポールドルで、前回の12万2110シンガポールドルを3.3％上回り、5月に記録した12万5000シンガポールドルを1％近く上回った。
　小型車とEVのCOEプレミアムは、前回の9万5202シンガポールドルから4.5％増の9万9499シンガポールドルとなった。
　商用車のCOEプレミアムは8万2100シンガポールドルで、前回の8万2001シンガポールドルから0.1％上昇した。
　二輪車のCOEプレミアムは、3週間前の1万0501シンガポールドルから9.5％上昇し、1万1501シンガポールドルとなった。
　今回の入札は、8月から10月の割当期間下での最初の入札であり、前の3カ月間よりも5.6％COEが多い。
　自動車ディーラーは、7月下旬にCOEの供給増が発表された後、先行販売のフォローアップの機会を捉えた。
　ウェアネス・オートモーティブのボルボ担当マネージング・ディレクター、コリン・チュア氏は、自動車ブランド各社がショッピングモールでロードショーを開催し、より多くの注文を呼び込むなど、販売は好調に推移していると述べた。
　入札後、コモコ・モータースのグループのNg Choon Wee氏は、ディーラーは価格を調整する必要がある。COEプレミアムの増加を吸収する十分な余裕がないと述べた。
　オートバイに関しては、今回の入札でCOEが前回の数回の入札よりも少なかったため、プレミアムの上昇が予想された。
　業界筋によれば、先週シンガポールエキスポで開催されたオートバイショー「ゲガー・モト・フェスト」が、オートバイのCOEプレミアムの上昇の要因として挙げられている。
　このショーに参加したディーラーであるユー・ヘン・モータースポーツは、Facebookの投稿で、日曜日までに50万シンガポールドルの売上を上げたと報告した。
（提供：AsiaX　http://www.asiax.biz）


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