電気自動車（EV）中国最大手の比亜迪（BYD）は、2024年上半期にシンガポール市場でシェア2位となった。陸上交通庁（LTA）によると、登録台数は2587台でシェアは13.9％。トヨタ（3165台）の17.0％に続き、前年同期の9位（シェア2.8％）から大幅に順位を上げた。ストレーツタイムズが23日付で伝えた。

　23年3月に投入したスポーツ多目的車（SUV）「ATTO3」の販売が好調で、シェアを伸ばしている。このモデルはCセグメントながら車両購入権（COE）が手頃なカテゴリーAに当たることから人気を博し、BYDは23年上半期に初めてシェアトップ10入りを果たしていた。

　24年上半期のブランド別登録台数の3位以下は、◆3位：独BMW＝2523台◆4位：同メルセデス・ベンツ＝2463台◆5位：ホンダ＝1507台◆6位：米テスラ＝969台――が続いた。

　並行輸入を除いた正規ディーラー経由の登録台数をみると、BYDが2587台で首位。BMW（2507台）やメルセデス・ベンツ（2334台）、トヨタ（2025台）を上回った。


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