シンガポール企業庁が17日発表した2025年1月の輸出額（石油と再輸出を除くNODX）は、前年同月比2.1％減の151億3263万シンガポールドル（約1兆7150億円）だった。前年同月を下回るのは3カ月ぶり。主力の電子製品（9.6％増）はプラスを維持したものの、非電子製品（4.8％減）が2カ月ぶりにマイナスに転じた。

　24年11～12月に急伸していた電子製品は伸びが鈍化。集積回路（IC、14.6％増）やパソコン（PC、66.7％増）の2桁増が続く一方で、IC部品（15.0％減）やプリント基板アセンブリー（PCBA、24.8％減）がマイナスに転じた。非電子製品は、医薬品（53.0％減）や特殊機械（9.9％減）などが落ち込んだ。

　主要国・地域への輸出では、最大の米国（27.8％増）がディスクメディア製品や医療機器の伸びで2桁増が続く一方、2番目に大きい中国（48.4％減）が大きく落ち込んだ。また、対日輸出（32.2％増）は2カ月連続のプラス。電子製品（27.3％減）が落ち込んだものの、非電子製品（49.4％増）が大きく伸びた。


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