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  ニュース     2024/01/17 20:49

シンガポール:12月の輸出1.5%減、再び前年割れに 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール企業庁が17日発表した2023年12月の輸出額(石油と再輸出を除くNODX)は、前年同月比1.5%増の139億6913万シンガポールドル(約1兆5340億円)だった。11月は14カ月ぶりに前年同月を上回ったが、再び前年割れに転じた。医薬品(56.9%増)が全体を底上げしたものの、主力の電子製品(11.7%減)が引き続き落ち込んだ。季節調整済み前月比では1.0%増だった。
 電子製品は17カ月連続の前年割れ。同分野の5割近くを占める集積回路(IC、前年同月比7.9%減)は14カ月ぶりに下落幅が1桁台に縮小したが、パソコン(PC、34.3%減)やプリント基板アセンブリー(PCBA、25.7%減)が引き続き大幅に下落した。前月まで10カ月連続で2桁の伸びが続いていた通信機器(0.3%増)はプラスを維持。ただ、上昇幅は大きく縮小した。
 非電子製品(5.2%増)は2カ月連続のプラス。医薬品のほか、非貨幣用金(55.5%増)なども増えた。一方、石油化学製品(14.0%減)は2カ月連続でマイナスになった。
 主要国・地域への輸出では、最大の中国(22.2%増)が4カ月連続で2桁増となったが、2番目に大きい米国(4.2%増)は上昇幅が1桁台に縮小した。台湾(33.2%減)や韓国(28.2%減)は大きく落ち込み、いずれも特殊機械や計測機器、石油化学製品が振るわなかった。対日輸出(10.9%減)は10カ月連続のマイナスで、電子製品(33.3%減)、非電子製品(13.9%減)とも前年割れ。PCと医薬品は半減した。


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