【亜州ビジネス編集部】米アップルは17日、2億5000万米ドルを投じて中心部北郊のアンモキオにある拠点を拡張すると発表した。シンガポールでAI（人工知能）など最新技術の研究や新機能の開発を加速させる。

　同社は1981年に初めてシンガポールに拠点を設置。当初は72人体制で、マイクロコンピューター「アップルII」の開発などを行った。現在は3600人体制に拡大し、東南アジアのハブとして開発やサポート、サービス業務を行っている。

　2022年にはアンモキオの既存施設に隣接するビル2棟を取得。これらに大幅な改修を加え、イノベーションを促進するユニークなスペースを設置するとしており、年内に工事を始める。

　アップルは18年から全ての施設を再生可能エネルギーで運用しており、シンガポールでは15年に800枚の太陽光パネルを設置して、現地で初めて再エネ100％で操業する企業となった。拠点の拡張部分も全て再エネで運用するとしている。


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