【亜州ビジネス編集部】人材開発省（MOM）の発表によると、2023年12月の失業率（速報値、季節調節済み）は2.0％となり、前月から横ばいだった。シンガポール人と永住権（PR）保持者に限ると2.8％で、前月から0.1ポイント低下。シンガポール人限定では0.1ポイント上げて2.9％だった。

　全体の失業率は23年の年間平均で1.9％と、前年平均の2.1％から低下。20年に新型コロナウイルス流行後のピークとなる3.0％に達した後、低下が続いている。

　月別では新型コロナの影響が出始めた20年3月に2.5％、6月に2.8％と上昇し、9月の3.5％は04年6月以来の高水準となった。ただ、その後は低下傾向に転じており、23年3月と4月は1.8％と約8年ぶりの低水準だった。


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