【亜州ビジネス編集部】精密金属加工のコラザ・インテグレーテッド・テクノロジー（CIT）は14日、ペナン州に新工場を設けると発表した。工場の土地建物を1768万リンギ（約5億5500万円）で取得することで、紙器メーカーのフウタマキ・フードサービス・マレーシアと契約を交わした。
　同州ニボンテバルの既存工場の近隣にある工場を取得する。土地面積は8538平方メートル、工場の面積は約4830万平方メートル。来年第3四半期の生産開始を目指して準備を進める。既存工場に近い場所に新工場を設けることで、効率よく生産拡大できるとしている。
　コラザは01年に同州で設立。半導体装置の金属部品加工や組み立てなどを手掛ける。半導体市場については、高インフレに伴う需要減退で足元では低調だが、来年には回復に向かうと予想。新工場での生産体制の整備を急ぐ。


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