ニュース 2025/02/26 20:59
シンガポール:24年の大卒初任給、4%上昇の4500Sドル 
経済・統計 労働 シンガポール
国内5大学がまとめた最新の就職実態調査で、2024年卒の初任給が平均4500シンガポールドル(約50万円)となり、前年から4.2%上昇したことが分かった。22年以降、給与は上昇傾向が続いている。ストレーツタイムズが伝えた。
調査はシンガポール国立大学(NUS)、南洋理工大学(NTU)、シンガポール経営大学(SMU)、シンガポール社会科学大学(SUSS)、シンガポール工科デザイン大学(SUTD)の5大学が実施。卒業から半年以内に正社員、パートタイム、フリーランスとして働き始めた卒業生の給与をまとめた。回答率は73.3%で、1万2500人から回答を得た。
学科別にみると、情報・デジタル技術学科の給与が5600シンガポールドルで最も高く、前年から1.8%上昇。他は全体平均を下回り、2番目に高い経営学科は4400シンガポールドル(6.0%上昇)だった。一方、芸術・デザイン・メディア学科は3800米ドル(1.6%上昇)と最も低かった。
進学者を除き、卒業から半年以内に働き始めた卒業生の割合は87.1%で、前年の89.6%から低下した。正社員の割合は前年(84.1%)を下回る79.5%だった。一方、パートタイム・臨時雇用は6.0%(前年は4.0%)、フリーランスは1.6%(同1.5%)に上昇。うち不本意ながらパートタイム・臨時雇用となった卒業生の割合は2.2%(1.1%)に倍増した。
シンガポールの24年の国内総生産(GDP)成長率は4.4%で、前年の1.8%から大きく加速した。しかしグローバル企業のリストラやAI(人工知能)の進展が就職市場に影響を及ぼしていると指摘されている。OCBCのチーフエコノミスト、セレナ・リン氏は、「成長業界では雇用が堅調だが、一部の業界では冷え込んでいる」と述べ、IT(情報技術)やデジタル経済、ヘルスサイエンス分野では雇用が好調な一方、飲食業や運輸業、専門サービス業では採用が制限されていると分析している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
調査はシンガポール国立大学(NUS)、南洋理工大学(NTU)、シンガポール経営大学(SMU)、シンガポール社会科学大学(SUSS)、シンガポール工科デザイン大学(SUTD)の5大学が実施。卒業から半年以内に正社員、パートタイム、フリーランスとして働き始めた卒業生の給与をまとめた。回答率は73.3%で、1万2500人から回答を得た。
学科別にみると、情報・デジタル技術学科の給与が5600シンガポールドルで最も高く、前年から1.8%上昇。他は全体平均を下回り、2番目に高い経営学科は4400シンガポールドル(6.0%上昇)だった。一方、芸術・デザイン・メディア学科は3800米ドル(1.6%上昇)と最も低かった。
進学者を除き、卒業から半年以内に働き始めた卒業生の割合は87.1%で、前年の89.6%から低下した。正社員の割合は前年(84.1%)を下回る79.5%だった。一方、パートタイム・臨時雇用は6.0%(前年は4.0%)、フリーランスは1.6%(同1.5%)に上昇。うち不本意ながらパートタイム・臨時雇用となった卒業生の割合は2.2%(1.1%)に倍増した。
シンガポールの24年の国内総生産(GDP)成長率は4.4%で、前年の1.8%から大きく加速した。しかしグローバル企業のリストラやAI(人工知能)の進展が就職市場に影響を及ぼしていると指摘されている。OCBCのチーフエコノミスト、セレナ・リン氏は、「成長業界では雇用が堅調だが、一部の業界では冷え込んでいる」と述べ、IT(情報技術)やデジタル経済、ヘルスサイエンス分野では雇用が好調な一方、飲食業や運輸業、専門サービス業では採用が制限されていると分析している。
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