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  ニュース     2024/09/04 20:59

アセアン:東南アのプリンター市場、2Qは6.4%減 無料記事

 米調査会社IDCの3日発表によると、2024年第2四半期の東南アジアのハードコピー周辺機器出荷台数は前年同期比6.4%減の124万台だった。
 インクジェットプリンターやレーザープリンターなどの出荷動向をまとめた。インクジェット機の出荷は2.4%減の100万台弱。前四半期の20.2%減からは下げ幅が大きく縮小した。レーザー機は13.6%減の20万台強で、前四半期の16.7%減から落ち込みが緩和。ブランド別ではエプソンが市場シェア40%で首位となり、これにキヤノン(31%)、米HP(15%)、ブラザー(11%)、富士フイルム(2%)が続いた。
 IDCは、上半期に回復の兆しが見えたものの、主要市場では依然として在庫レベルが高いと指摘。下半期には回復ペースが鈍化するとの見方を示した。インクジェットプリンターについては、シンガポールやタイ、インドネシア、マレーシアでコストパフォーマンスに優れたタンク式の需要が高いが、フィリピンでは学校や家庭、初めての購入者を中心にカートリッジ式の需要が根強いとみている。
 一方で、25年は企業向け大型レーザープリンターの出荷が伸びるが、長期的には需要が減少すると予想している。


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