【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が5日発表した2023年11月の小売業売上高指数（名目、17年＝100）は105.4となり、前年同月比で2.5％上昇した。前年同月を上回るのは2カ月ぶり。自動車などの伸びが加速した。季節調整済み前月比では0.5％上昇した。

　14業種のうち8業種が前年同月比でプラス。上昇幅は食品・アルコール飲料（13.6％上昇）が最も大きく、車両購入権（COE）の発行枠が増えた自動車（12.9％上昇）も2桁のプラスだった。ほか、コンピューター・通信機器（6.3％上昇）が3カ月ぶりのプラスを回復した。一方、娯楽用品（10.6％低下）は3カ月連続の前年割れとなった。

　11月の小売売上高（推計）は2.5％減の41億3200万シンガポールドル（約4500億円）。うちインターネット通販が占める割合は15.2％と、前月（13.1％）から上昇した。食品飲料サービス売上高（推計）は1.4％増の9億5100万シンガポールドルで、航空機内食などのケータリング部門が11.9％増と伸びが大きかった。


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