【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が5日発表した2023年7月の小売業売上高指数（名目、17年＝100）は100.5となり、前年同月比で1.1％上昇した。前年同月を上回るのは6カ月連続。上昇幅は前月（1.0％）を小幅に上回った。季節調整済み前月比では0.6％上昇した。

　14業種のうち9業種が前年同月比でプラス。上昇率は食品・アルコール飲料（21.0％上昇）が最も高く、アルコール飲料の需要の伸びがけん引した。ほか、自動車（7.3％上昇）が2カ月ぶりのプラスに転じ、給油所（16.1％低下）は下落幅が縮小した。

　7月の小売売上高（推計）は1.1％増の39億3900万シンガポールドル（約4300億円）。うちインターネット通販が占める割合は12.6％と、前月から横ばいだった。食品飲料サービス売上高（推計）は6.5％増の10億900万シンガポールドルで、航空機内食などのケータリング部門が2割増と伸びが大きかった。


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