ニュース 2023/10/16 06:59
シンガポール:3Qの経済成長0.7%、2四半期連続で加速=速報値
経済・統計 GDP シンガポール
【亜州ビジネス編集部】貿易産業省は13日、2023年第3四半期の実質国内総生産(GDP、速報値)成長率が前年同期比0.7%だったと発表した。プラス成長は11四半期連続。前四半期の0.5%を上回り、2四半期連続で伸びが加速した。輸出低迷で製造業が引き続きマイナス成長だったものの、減少幅が縮小。建設業とサービス業はプラス成長を維持した。
成長率を産業別にみると、製造業がマイナス5.0%で前四半期のマイナス7.7%から下げ幅を縮小。建設業は6.0%(前四半期=7.7%)、サービス業は1.9%(同2.8%)で、伸びが鈍化したものの引き続きプラス成長だった。
製造業では、航空関連などが好調な輸送エンジニアリングを除く各部門で生産が縮小した。一方、建設業は民間・公共事業とも好調で、サービス業は全3部門がプラス。観光業の回復を受け、サービス業では宿泊・外食・不動産・管理支援サービスが4.7%と最も伸びた。
季節調整済み前四半期比のGDP成長率は1.0%。プラスは2四半期連続で、前四半期の0.1%から加速した。産業別では製造業が0.2%と3四半期ぶりにプラス転換する一方、建設業(0.6%)とサービス業(0.7%)は減速した。
貿産省は8月、23年の成長率予想を0.5~1.5%と発表し、以前の0.5~2.5%から上限を引き下げた。予想より高い先進国のインフレとそれに対応するための急激な金融引き締め、ロシア・ウクライナ戦争の激化による世界のサプライチェーン(供給網)停滞リスクなどを考慮した。22年実績の3.6%から減速するとみている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
成長率を産業別にみると、製造業がマイナス5.0%で前四半期のマイナス7.7%から下げ幅を縮小。建設業は6.0%(前四半期=7.7%)、サービス業は1.9%(同2.8%)で、伸びが鈍化したものの引き続きプラス成長だった。
製造業では、航空関連などが好調な輸送エンジニアリングを除く各部門で生産が縮小した。一方、建設業は民間・公共事業とも好調で、サービス業は全3部門がプラス。観光業の回復を受け、サービス業では宿泊・外食・不動産・管理支援サービスが4.7%と最も伸びた。
季節調整済み前四半期比のGDP成長率は1.0%。プラスは2四半期連続で、前四半期の0.1%から加速した。産業別では製造業が0.2%と3四半期ぶりにプラス転換する一方、建設業(0.6%)とサービス業(0.7%)は減速した。
貿産省は8月、23年の成長率予想を0.5~1.5%と発表し、以前の0.5~2.5%から上限を引き下げた。予想より高い先進国のインフレとそれに対応するための急激な金融引き締め、ロシア・ウクライナ戦争の激化による世界のサプライチェーン(供給網)停滞リスクなどを考慮した。22年実績の3.6%から減速するとみている。
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