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  ニュース     2024/06/11 20:57

ベトナム:韓国サムスンの4工場、1Qは増収増益 無料記事

 韓国サムスン電子が発表した決算書で、ベトナムにある4工場の2024年第1四半期の売上高が前年同期比4.7%増の21兆9839億ウォン(約2兆5000億円)、税引き後利益が12.5%増の1兆5830億ウォンだったことが分かった。ザ・インベスターが10日付で伝えた。
 各工場を運営する現地法人の業績をみると、グループ最大級のスマートフォン工場を北部タイグエン省に構えるサムスン電子ベトナム・タイグエン(SEVT)は、売上高が28.1%増の11兆357億ウォン、税引き後利益が3.2倍の9552億ウォン。サムスンが各国に持つ子会社の中で売り上げが最も多かった。
 北部バクニン省にスマホ工場を持つサムスン電子ベトナム(SEV)は、売上高が9.5%増の5兆6824億ウォン、税引き後利益が10.1%減の4048億ウォン。同省でディスプレー工場を操業するサムスンディスプレイ・ベトナム(SDV)は、売上高が37.1%減の3兆5802億ウォン、税引き後利益が63.7%減の1679億ウォンだった。
 ホーチミン市で家電を製造するサムスン電子ホーチミンCEコンプレックス(SEHC)は売上高が12.6%増の1兆6856億ウォン、税引き後利益が72.3%減の551億ウォンだった。
 サムスンの世界全体の売上高は13%増の71兆9200億ウォン。新型スマホ「ギャラクシーS24」の販売好調と半導体価格の高騰で2桁増収となった。
 同社はベトナムに08年に進出。製造だけでなく研究開発(R&D)の重要拠点と位置付けており、累計で224億米ドルを投資している。23年の4工場の売上高は前年比11.8%減の81兆1467億ウォン、税引き後利益が13.1%減の5兆2631億ウォンだった。


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