ラオス統計局の発表によると、2024年5月の消費者物価指数（CPI）上昇率は前年同月比で25.8％だった。前月を0.8ポイント上回り、3カ月ぶりに伸びが加速。猛暑で野菜が不作となり、食品などの国産品（24.8％）が3カ月ぶりの高さとなった。一方、輸入品（27.6％）は4カ月ぶりに鈍化した。

　12品目のうち食品・非アルコール飲料（23.1％）など9品目で前月から上昇幅が拡大。食品ではコメ（21.0％）が前月を下回る一方、香草（150.0％）やレタス（75.0％）、果物（31.7％）などが急伸した。輸入品は全体的に伸びが鈍化したものの、燃料油（23.6％）は23年3月以来の高水準となった。

　CPIは通貨安と燃料高で23年2月に41.3％まで上昇し、00年3月以来、22年11カ月ぶりの高水準を記録した。その後は減速傾向にあるものの、高水準で推移している。


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