カンボジア工業手芸省によれば、2019年に国内で開所した工場の数は前年比51％増の269カ所だった。多くが縫製品工場だった。プノンペンポストが伝えた。

　同省が17日発表した年次報告書に記したもので、国内の工場数はこれで1730カ所。縫製品工場が1069カ所で大半を占め、金属工場が195カ所、食品・飲料・タバコ工場が157カ所、ゴム・プラスチックが143カ所、製紙が59カ所、林産物が54カ所などとなっている。

　工業部門の雇用数は約111万人で、前年から7％増加した。うち繊維・縫製品・履物・旅行用品が最多の92万3313人で、5％増加。ほかは合計11万7861人で、前年から20％増えた。

　チャム・プラシド工業手芸相は、外国企業にとってカンボジアに投資する魅力が増しており、大規模な工場や先進技術を備えた工場の新設が増えているとコメント。カンボジア商工会議所の関係者は、工場が増えることで輸出も増え、力強い経済成長に繋がると述べている。


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